2コースまくりは増えてきた?

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

最近、2コースからのじかまくりが増えてきたのでは?という声をよく聞く。確かに以前と比べると2コースからのまくり敢行は増えたようにも思える。それは決まる、決まらないは別としても果敢に2コースからツケマイ攻勢に出るシーンは多くなっているようにも見える。

では、実際に2コースまくりは増えているのかを調べてみよう。2020年1月~6月の2コースまくり率は3.5%。2020年7月~12月までは同3.6%とほとんど変わらない。今年に入っても同3.5%と変わらず、実際に2コースまくりが増えてはいない。

しかし、これを賞典レース(準優勝戦、優勝戦)に限定すると少し傾向が変わってくる。2020年から半年区切りの2コースまくり率は1.3%、1.7%、3.5%と徐々に上がってきているのが分かる。

勝負どころで2コースから思い切ったツケマイに出る選手は増えてきているということだ。賞典レースは選手たちのイメージにも残りやすい。2コースまくりが割と決まるんだという印象がその後に影響を及ぼして、自分もやってみるかという流れは出来てくる。

GI以上でこのような傾向が見られると一気に2コースまくりは増えていくと思われるが、今のところ目立って2コースまくりが増えているデータは見られない。多少はその傾向が見て取れなくもないが…。

明確な結論を出すにはもう少し調査する必要はあるが、2コースからのじかまくりは増加傾向の兆しは確実にある。それによって舟券予想もチェンジしていく必要は十分にある。

2コースはほとんど差しという想定を捨てないといけないからだ。まくりもあるとなるとレースの幅は広がり、予想自体も難しくなる。現状で特に注意したいのは賞典レースでの2コースまくりだろう。