一般戦回りのSG級が苦戦する理由
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ボートピア市原の舟券塾に元選手の高柳成聡、清水久美子、土屋幸宏が加わり、これまでの記者と違う視点でレースを解説しています。一般戦ならではの視点もあり、レースを見る目も変わってきます。
一般戦にSG級が走ることがありますが、本来なら1着をずらりと並べるはずなのに、思わぬ苦戦をするときがあります。賞金額の問題かと思っていましたが、そうではないとのことです。SG級のモーターの出し方に迷いがあるからです。
いつもSGやGIで走っている選手は、性能上位のモーターを使ってレースしています。パワーのあるモーターを使い慣れています。プロペラの調整も水をロスなくつかむかという方向性です。SGを開催するレース場は、最低でも65台のモーターを準備しなければなりません。台数が多い分、性能差が大きくなります。SGやGIでは性能上位のモーターを使うのに対して、一般戦では性能下位のモーターが出てきます。プロペラで水をつかむよりも、まずモーターの回転が上がるようなプロペラ調整が必要になってきます。そのノウハウをSG級は持っていないのです。だから、悪いモーターを手にすると期待どおりのレースができないわけです。