本誌1月号インタビューダイジェスト

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平山智加

本誌マクール1月号では、平山智加宮之原輝紀西舘果里吉川貴仁へのインタビューを掲載した。ここではその4選手の話を紹介しよう。

平山智加

「全然納得できていない」

SGはすごくレベルが高くて、自分はまだまだそのレベルに追い付けていないので、まずは気持ちから追いつけるようにしたいですね。先日、丸亀周年を走らせてもらいましたが、結果は全然ダメでした。調整面から、旋回力、スタート力、今の自分の実力を実感しました。

ただ久しぶりにSGやGIで走っている方々とお話しすることができて、もっともっとこの方たちと一緒に走りたい、勉強したいと思えました。まずはそこに行かないと始まらないので、行けるように頑張りたいですね。

全体のレベルは年々上がっていると感じています。私自身は産休で休む前の方がもっとスピードがあったと思うし、もっとハンドルも切れていたと思うので、20年は成績を残せたけど、全然納得できていないところがあるんです。今は課題の方が多いですね。

宮之原輝紀

「最優秀新人を受賞して」

(19年の)最優秀新人を受賞できたのはすごく嬉しかったです。ただ歴代の受賞者を見ても、自分よりもいい成績を取っていたし、すごい選手ばかりなので、恐縮するというか、嬉しい反面、まだまだだなという気持ちが大きかったです。

受賞を争う立場になっているとき、周りから何が必要だとか、どうすればなれるみたいなアドバイスをもらうこともありましたが、本人としてはそこまで意識していませんでした。取れたらいいなと思うぐらいで、それで焦るのはよくないなと。意識しすぎないようにはしていました。

受賞できたことは嬉しかったですけど、それによって自分が変わったことはないです。ただ、記念に呼んでもらう機会が増えたりということはあったので、それはありがたいことだと思いました。

西舘果里

「これからはやりたい調整を」

選手をクビになる4期通算の勝負駆け期間中も、やる気だけはあったと胸を張って言えるんですけど、頑張り方を間違えていましたね。点数は取れないし、何により事故点でレースができない状況。そのうち事故点が消化されて、ようやく気持ちに余裕ができてから上向きましたね。そして乙津康志さんに師匠についてもらって、レースのことをイチからというより、マイナスから教えてもらって、やっとレースが楽しくなりました。

1期目の大借金がなくなったので、勝率的にはだいぶ楽になりました。これからは自分のやりたい調整ができると思います。そのためにいっぱい練習します。私、練習が好きなんです。センスがないので、量でカバーします。