F直後はスタート行けない!?

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高田ひかる

フライング持ちは基本的にはスタートで無理できないことが多い。ただ、1本持ちではそこまで影響がないという意見も多いし、選手でも中にはほとんど気にしないという人もいる。意外と通常通りのスタートを切る選手も多い。

しかし、F直後(当該節)は話が少し違ってくる。賞典除外ということもあるだろうし、何よりも精神的なダメージが大きいのかもしれない。

例えば、5日にびわこでフライングを切った高田ひかるだが、いつもならスタートを張り込んでまくるスタイル。しかし、F直後は30、37とまったくスタートがいけなかった。これでは全く勝負にはならないので舟券予想からも切りの対象になってくる。

高田は年末のクイーンズクライマックスでも不良航法を取られ、事故点もかかえている。そのためレースでは無理できない状況が今後も続くので、消極的なレースになる可能性は高い。

同日、江戸川でフライングを切ったマイケル田代もF後は32、28とスタートは躊躇。平均STが0.14の選手でもこのスタートなので、F直後はやはり舟券では買いにはならない。F後の3走目でようやく14のスタートを行けたが、6着に沈んでいる。フライングするとスタートを行けないだけではなくて、転覆などで事故点を増やしたくないもの。

ゆえにレースでも無理せずに守りに入ってしまうことも多い。当然、舟券予想でもかなりの割引になってくる。

とはいえ、F直後でもスタート行ける選手はもちろんいる。あくまでひとつの目安だが、スタート展示である程度判定は可能だ。その基準はスタートタイミングではなくて、スタート順の方。

スタートを慎重になっている場合はスタート順が悪いケースが多い。あとは風も重要。風が強いとS勘が狂うので、そういう時はF持ちの選手は無理をしないことが多い。