◆艇界トピックス【6~7月】

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【池上裕次】

2020年の艇界トピックを振り返る第3弾は6~7月。

 

峰竜太が無双

グランプリを優勝した峰竜太だったが、年間の中で最も勢いがあったのが夏場だろう。2020年の序盤は、19年大村メモリアル準優勝戦でのフライングのペナルティの影響で一般戦回りとなり、3月の時点で一般戦V5を達成。GⅠ復帰節の3月末、尼崎周年でいきなり優勝。

その後も月イチペースで優勝を重ね、7月の三国甲子園では3号艇、8月の鳴門オーシャンカップでは4号艇で優勝。この時点でV11に到達。記録が残る96年以降では2010年の石田政吾が10月20日にV11を達成しているが、これをはるかにしのぐ最速記録を更新した。

グランプリ優勝で年間V14とし、野中和夫が1976年に記録したV16には及ばなかったが、強烈なインパクトを残した一年であったことは間違いない。

 

●江戸川GⅡが打ち切り

6月30日から7月5日まで開催予定だった江戸川のモーターボート大賞が3日間に及ぶ中止、順延のため、優勝戦を行わないまま開催が打ち切られた。

この節は悪天候に見舞われ、初日がいきなり中止順延。まともに12レース開催できたのは3日目と4日目だけで、順延初日は6Rまで、2日目は11Rまでで打ち切りとなった。

5日目の準優日も中止になったので、最終日の優勝戦は得点率上位6人で行われる予定だったが、水面悪化によって、実施できず。同地ではその前のオールレディースでも最終日中止しており、2節連続で優勝戦が幻となってしまった。

96年以降のGⅡ以上の優勝戦が幻となったのは初めてのこと。

 

●池上裕次さんが引退

戸田天皇と呼ばれた池上裕次さんが6月に引退した。4月26日に平和島でレース中に負傷し、それが引退の原因となった。SG優勝は2000年の戸田ダービー。GⅠも5勝おり、そのすべてが戸田でのもの。意外にもグランプリ出場経験は一度もない。