小野真歩、ラストランは2着

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【小野真歩】

27日に最終日を丸亀の男女W優勝戦。女子は蜂須瑞生のデビュー初Vで幕を閉じたが、その裏で、小野真歩が現役ラストランを迎えた。

小野は初日から3着3本と好スタート。3日目のイン戦で6着大敗を喫したこともあり、予選突破はならならず。最終日は1着締めとはいかなかったが、4、3号艇で2着2本と好走した。

小野は2013年5月に112期生としてデビュー。姉・生奈の妹として常に注目を浴びた。初1着は14年3月と、今の時代の新人としては早期に達成。活躍が期待された。

だが女子選手としては体重が重かったこともあり、減量に苦しむ日々を送った。とはいえ姉譲りの元気さと笑顔、そして豪快なターンを武器に、17年後期にB1級に初昇格した。体重がネックになってそれ以降、勝率は伸び悩み、近年は出走回数を50走未満に調整。今期いっぱいで4期通算勝率による退会勧告(クビ宣告)を受けることとなった。

以前、「お姉ちゃんと一緒に大きなレースに出たい」と話していた真歩だったが、優出、そして優勝はかなわず、姉・生奈のように大成することはできなかった。最後は精いっぱいのレースを見せ「寂しいですけど、また次に向かって頑張ります」と晴れやかな表情を見せた。7年半の選手生活お疲れ様でした。

そしてそんな妹・真歩へのはなむけと言わんばかりに、28日に始まった「クイーンズクライマックストライアル」11Rでは、注目エンジンを引き当てた生奈が2コースから渾身の差しで1号艇・平山智加を撃破。白星発進を決めた。

初のクイーンズクライマックス制覇へ、機力・気力ともに充実する生奈。妹・真歩の分までファンに爽快なレースを届けてくれるはずだ。