2期目からA級を持続する選手たち
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【西田靖】
10月6日に引退した今村豊。来年1月9日発売の本誌マクール2月号では、その今村豊の特集をお届けする予定なので、ぜひご覧いただきたい。
今村豊と言えば様々な記録、特に最短記録などを多く持っている。詳しい記録については本誌特集を参照していただくとして、12月号では「ひまひまデータ」さんが、今村豊の記録に続く選手、を取り上げているので一部を紹介しよう。
多くの人に知られる記録のひとつが、デビューから即A級に昇格し、その後78期連続でA級を維持したことだろうか。A1・A2級制になってからは、一度もA2級には落ちずにA1級であり続けた。デビュー即A級などはいまの若手選手では絶対にありえないことだが、今村豊以降では以下の6選手が即A級への特進を果たしている。
新地雅洋 1期
吉田徳夫 52期
太田和美 6期
眞田英二 1期
秋山直之 1期
田村隆信 42期(継続)
最も今村に近づいたのは吉田徳夫だ。デビュー期に勝率5.53を残してA級昇格(当時はA級B級制)。もっとも吉田の場合は途中何度かA2級に落ちているので、今村のようにずっとA1級を維持したわけではない。それでもデビューから52期もA級であり続けたのはすごいが。しかしスタート無事故2000走を目前にした15年6月22日にフライング(無事故は1932走で途切れた)。さらには翌月にも優勝戦でF。この52期目はA級だったが、53期目に勝率不足でB1級に落ちてしまった。
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