グランプリのジンクス

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いよいよ開催が来週に迫った年末の大一番SGグランプリ。今年は例年よりも1週間ほど早い日程で行われる。ここでは過去の傾向からひも解く、グランプリのジンクスを紹介していこう。

〇賞金1位は勝てない!?

今年で35回目を迎えるグランプリだが、過去34回において選出1位、つまり賞金1位で入った選手が優勝したのは、わずか3回だけ(93年野中和夫、02年植木通彦、15年山崎智也)。

最も多いのは3位で8回。次いで7回の2位。グランプリが現在のツーステージ制になってからは、1位と2位と12位が1回ずつ、3位が3回で、ベスト6にエンジンベスト6が割り当てられるようになってからは、1~3位しか勝っていない。

〇グランプリ初出場は苦戦

今回グランプリ初出場を果たしたのは深谷知博西山貴浩の二人。過去に初出場で優勝したのは、第1回の彦坂郁雄を含めても4人しかいない(吉川元浩中島孝平茅原悠紀)。グランプリ特有の空気感が初物を拒むのだろうか。

〇グランプリ=松井繁

実に23回目の出場となる松井繁だが、今回は3年ぶりの出場。今回グランプリ史上初のV4を狙う松井の軌跡を追ってみよう。

初出場は1995年の第10回大会。植木通彦と中道善博が大激戦を繰り広げたあのレースで、松井は5着でゴールした。初制覇は99年の第14回大会。この年、2位で入った松井は323着の成績でトライアルをクリアし、優勝戦は2号艇(当時は抽選制)。2コースから進入して03のスタートを決めてまくった。年間の獲得賞金は2億5450万円で堂々のトップ。なお、その前年の98年も松井は賞金2億円を突破し1位。2年連続の賞金王となった。