クラシック選考、大詰め

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仲谷颯仁

来年3月に福岡で開催されるSGクラシック。その選考も今月いっぱい、いよいよ大詰めを迎えてきた。11月の記念はGIが4開催で、SGが1開催。なおGⅡレディースチャレンジカップではクラシックの権利は取れず、優勝回数1回としてカウントされる。

11月の記念で新たに権利を取ったのは、常滑周年を制した齊藤仁だけで、桐生周年とチャレンジカップの毒島誠、福岡周年の吉川元浩、津周年の原田幸哉はすでに権利を持っていた。

一方で、一般戦の出場争いが激化している。V8の岩瀬裕亮、V7の上野真之介秋山直之吉村正明はすでに当確。

V6の西村拓也興津藍大峯豊宮地元輝も十分安全圏と言える。宮地を除く3選手は11月にダメ押しをした選手たちで、なかでも大峯は若松~大村~芦屋と3節連続優勝を決め、10月末時点ではV3だったが、一気に当確圏へ押し上げた。

そして熾烈になったのはV5の選手たち。12月3日時点の選出順位と勝率は以下の通り。

●V5の選出状況

44 仲谷颯仁 7.56

45 松田大志郎 7.34

46 北村征嗣 7.20

47 岡村慶太 7.11

48 島村隆幸 7.02

49 山田哲也 6.98

50 白石健 6.97

51 藤岡俊介 6.97

52 長田頼宗 6.94

53 豊田健士郎 6.75

54 大山千広 6.74

55 片岡雅裕 6.65

このままいくとこのゾーンの勝率勝負になる可能性が高く、残り1ヶ月で少しでも勝率を上げておきたいところ。

動向が気になるのは地元の福岡勢。仲谷は11月26日のびわこ企業杯での優勝が値千金。勝率が高いだけに出場が濃厚だろう。

松田大志郎は11月17日の平和島で5コースからまくり差し一閃でV。これで出場射程圏に飛びこんだ。さらに松田はクラシック出場だけでなく、今年の最多勝を峰竜太と争っている。峰は現在BBCトーナメント~グランプリで、出走数も1着数も稼ぎづらい状況。対して松田は一般戦3節。両者の差は7勝、峰にとっては決してセーフティリードではなくなった。