混合戦で「女子力」旋風

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平高奈菜

24日から始まった浜名湖一般戦は28日の5日目準優日を終えて、池田浩美古賀千晶の女子2人がともに2着に入り優出を決めた。

最近、混合戦において女子選手の活躍が目立っている。これはご存じの通り、11月1日から男子の最低体重が52キロに引き上げられたことが影響していると思われる。

男女の最低体重差(男子52キロ、女子47キロ)は4キロ差から5キロ差に広がったが、これが予想以上に利いているようだ。

すでに今月は平高奈菜西橋奈未が混合戦で優勝しているように体重差を生かした「女子力」は侮れなくなっている。

体重差は具体的にどんなところに影響を及ぼすか。勘違いしがちなのは「伸び」が来ると思われやすいところ。もちろん軽い方が伸びるのだが、実際には大きな差は出ない。

むしろ圧倒的な差が出るのは「出足」の方だ。特に回ってからの押しが男子と女子では格段に違う。この足が良ければレースでは楽になる。1マークでは引き波にはまりにくくなるし、競りでも分が良くなり、大敗もしにくくなる。

成績が安定すれば準優出、優出もしやすくなるだろう。今回の浜名湖では優出が2人、準優出も4人出ている。

優勝や優出が話題になりがちだが、重要なのは混合戦における女子選手は予選から侮れないということ。むしろ、舟券では狙い目になる機会は増えたということだ。

人気を落としがちな女子戦だが、そこは逆に美味しい。頭買いだけではなく2、3着付けでも好配当は十分に狙えるはず。