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風がレースに与える影響はかなり大きい。風に関するセオリーも昔からいくつもある。しかし、注意したいのは時代とともにそのセオリーが変化するということ。
例えば、オールドファンであれば追い風ならインコースを含めて内が有利、あるいはまくりは決まらない。向い風ならばカドからのまくり一撃が狙い目になるなどがあった。しかし、そのセオリーが今も通用するかと言えば答えはノーだ。
まず、一番に押さえておかなければならないのは風向きに関わらず、風速が強くなればなるほどイン勝率は落ちる。これは共通の認識として覚えておきたい。
次に重要となるのは風向きの傾向。風向きによって決まり手が変化してくる。風向き別のコース1着率は以下の通り。
●風向き別のコース勝率
コース 追い風 向い風
1 55.7% 54.9%
2 15.9% 13.5%
3 11.9% 12.5%
4 10.4% 11.1%
5 5.1% 6.2%
6 1.7% 2.1%
風向きによってインコースの勝率はさほど変わらないが、追い風時の3コース勝率が上がることが目立つ。ここが最近のボートレースの最大の特徴といえるかもしれない。
決まり手を見ても追い風時の3コースまくり率は4.9%で、向い風時の4.2%よりも高い。これが風速4メートル以上になるとさらに顕著となりまくり率は6.4%にまで跳ね上がってくる。また、2コース差しが増えるのは昔から変わっていない。新常識としては3コースまくりが増えることを意識するればいいだろう。
向い風は4コースの勝率は上がってくる。5コースも同様でダッシュ戦が決まりやすいのは以前から変わっていないのだが、それでも今は伸び切るエンジンが少ないために昔のようには過信はできない。
スタート力や展示タイムが出ているなど理由がない限りはまくり一撃はのぞめないだろう。そのために4コースはまくり差しや差しという作戦にもなりやすい。カドまくりなら、その外をヒモにしたくなるが、まくり差しや差しとなるとインコースの2着の残しも考慮しなくてはならなくなる。
風向きによって柔軟に予想の仕方を変えることは非常に重要である。ただ、いずれにしても今はエンジン力の見極めが大事だ。まくり艇なら前に進むパワーは不可欠。その点は周回展示でチェックする必要があるだろう。風のセオリーと「仲良く」なることが妙味ある舟券ゲットの近道になることは間違いない。
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