デビュー期は勝率3点超えが壁に

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10月31日で126期のデビュー期は終了し、期全体のデビュー期勝率は1.59だった(下記表を参照)。過去最低勝率とはならなかったものの、最近の新人の苦戦が続いていることは確かだ。

24人いる内で水神祭を飾れたのは3人のみ。新人とはいえ、計1475走してこれだけ勝てないのはさみしいものがある。1期上の125期も同じような成績である。

年々、デビュー期の平均勝率や水神祭の数も減っているし、デビュー期の最高勝率者の数字も下がっている。126期で最も勝率が高かったのは大場恒季だが、その数字は2.40で過去最低となった。だいぶ昔の話にはなるが、80期の白井英治のデビュー期勝率は5.87、83期の秋山直之は同5.96と今では考えられないような華々しい成績を残している。

その後は徐々に数字は下がっていき、今は勝率3点台から3点を割るところまできている。デビュー期で3点台を残せれば、逸材というレベルだ。

ただ、掲載した80期以降の最高勝率者の名前を見ると、その後に活躍する選手が並んでいるのは納得できる。基本的にはデビュー期から頭角を表わすということなのだろう。

120期以降でいえば120期の前田篤哉、123期の前田滉、124期の前田翔の前田3兄弟はみなデビュー期最高勝率を残しており、素質の高さをみせている。今後、ひとつの目安になりそうなのはデビュー期で勝率3点超えか。3点を超えれば、大げさにいえばSG級に成長すると見てもいい。 

 

●デビュー期の期全体の平均勝率と最高勝率者
期別平均勝率最高勝率者
80期3.33白井英治5.87
81期3.32池田浩二5.2
82期3.6眞田英二5.62
83期2.94秋山直之5.96
84期3.12中島孝平4.41
85期3.46田村隆信5.88
86期3.49山本修一4.66
87期3.12福島勇樹4.45
88期2.91吉永則雄5.06
89期2.75石塚久也4.3
90期2.7石野貴之4.74
91期2.93山口 剛4.25
92期2.59大峯 豊3.86
93期2.49長田頼宗4.44
94期2.8稲田浩二5.08
95期2.69岡村 仁4.67
96期2.42新田雄史4.29
97期2.8田中和也4.45
98期2.36平山智加4.02
99期2.37茅原悠紀3.36
100期2.25桐生順平4.44
101期2.17後藤翔之3.93
102期2.53上野真之介3.97
103期2.3深谷知博4.66
104期2.25岡村慶太3.91
105期2.02佐藤翼 3.35
106期2.35谷川祐一4.24
107期1.61高田明 3.08
108期2.33江崎一雄4.11
109期1.89大上卓人3.32
110期2.05福田宗平3.35
111期1.95竹井貴史3.19
112期1.81今泉友吾3.87
113期1.8椎名豊 2.85
114期2.08松山将吾3.31
115期2.11佐藤隆太郎3.46
116期1.77伏見卓 3.11
117期1.76上田龍星3.47
118期1.91板橋侑我3.4
119期1.62井上忠政2.63
120期1.68前田篤哉2.87
121期1.48澤田尚也2.71
122期1.59畑田汰一2.78
123期1.65前田滉 3
124期1.75前田翔 3.12
125期1.51山本稔太朗2.79
126期1.59大場恒季2.4