鵜飼菜穂子、有終の美を飾る

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【鵜飼菜穂子】

本日(10月29日)、常滑8R、鵜飼菜穂子がインから逃げ切って、通算1692勝目を挙げた。女子王座決定戦(レディースチャンピオン)を3連覇するなど、女子の第一人者として牽引してきた“インの鬼姫”が、有終の美を飾って水面を去る。

93年に創刊した本誌マクールだが、鵜飼の登場機会は意外にも少なく2回だけ。08年8月号「この人に訊く」で行ったロングインタビューで語った言葉を紹介したい。

○インに入るきっかけ

鵜飼『私はデビューが半年遅れたんですよ、出走の1週間くらい前にケガをして。で、同期がお見舞いに来てくれるんですが、「私○○で1等取ったんだ」とか聞くと、うらやましいやら悔しいやらで。まず同期に追い付くにはどうしたらいいか、と考えた結果が「モーターボートはインだ!」ってことですよ(笑)。絶対インが有利に決まっているからってね。だからデビューする前からイン屋になろうと決めていたんですけど、デビュー戦で3コースを取りに行って、それは怒られましたよ、めちゃくちゃ(笑)。