展示タイム差が生む真相とは!?
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びわこGⅡ「秩父宮妃記念杯」は4号艇の大上卓人が4カドから見事にまくってGⅡ初優勝を飾った。このレースでポイントになったのは展示タイム。
大上はチルト0.5に跳ねて伸びを重視した調整を施した。本番の展示タイムは6.58。ひとつ内の丸野一樹は6.70でその差は0.12。展示タイムとしてはかなりの差である。
3コースカド受けの丸野が4コースの大上をスリットで受け止められるかどうかが、この優勝戦のキーポイントになったのは間違いない。結果として丸野は受け止められず、大上の強烈なまくりが決まった格好になった。
では、この2人の展示タイム差を少し考察していこう。優勝戦の大上と丸野の展示タイムと時速や秒速は以下の通り。
●展示タイム差による違い
展示T | 時速km | 秒速m | 3秒速m | 6秒速m | |
大上 | 6.58 | 82.1 | 22.8 | 68.4 | 136.8 |
丸野 | 6.70 | 80.6 | 22.4 | 67.2 | 134.3 |
※3秒速は3秒で進む距離(m)、6秒速は6秒で進む距離(m)
大上は時速82.1kmを叩き出しているのに対して、丸野は80.6kmだった。速度ではこの程度の差が出る。これを秒速に直すと1秒で2人の差は40センチといったところ。ボートの全長は289.5センチ、約3メートル。となると約6秒で2人の差は1艇身くらいになると推測される。
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