ダービーへ、それぞれの思い

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枝尾賢

いよいよ開催が間近に迫ってきた大村のSGボートレースダービー。10月11日に発売された本誌マクール11月号では、そのダービーに出場する枝尾賢赤坂俊輔久田敏之にインタビューしている。それぞれのダービーに向けての意気込みを紹介しよう。

 

〇「自分の位置を確認していた」枝尾賢

去年まではダービーの選出ランクなんてほとんど見たことがなかったんですけど、今年は1節1節チェックして、自分の位置を確認しながら出場を決められたし、同期の江夏満と一緒に行けるのも嬉しいです。

 

大村は前は好きだったんですけどね…。最近はあまり走っていないなぁという感じです。今のペラ制度になってから走る機会が減って、ナイターになってから2~3回ぐらいしか走っていないんじゃないですかね。だからちょっとイメージが湧かないです。

 

防風ネットができてから、大村は水面が荒れなくなりましたよね。あれがない頃の方がよかったかもしれないです、僕は(笑)。

〇「出場を目標にしてきた」赤坂俊輔

開催が決まった時から大村ダービー出場を目標にしてきました。ここ最近はSGに出られていなかったので、自信があったわけではないですけど、出たことのないSGではなかったので、何とかがんばってみよう、と。

 

とはいっても特にその前の年とやることが変わったわけではないし、張りつめていたということもないんですけど、心のどこかで意識していることで、何かが違ったのかもしれませんね。

 

大村のSGに出場するのは15年のオールスター以来で、16年のチャレンジカップと19年のメモリアルは出られませんでした。もちろん出たいという気持ちもありましたけど、自分の実力を考えたらしょうがないのかな、と。その分、今回出られることになったのは嬉しかったです。

 

大村のエンジン差は伸びに関してはあまり出ないと思います。その分、出足には差が出ますけど、他場と比べてそれが極端ということはないと思います。

 

今年は結構大村を走っているので、走っていない人よりは有利な部分があると思っています。

〇「祖母に活躍している姿を見せたい」久田敏之

初めてダービーに出場したのが2016年でした。僕の場合、年間5回以上の優勝だったり、GIで優勝してクラシックに出場するビジョンがその時点では見えなかったので、SGに出るにはダービーしかないという想いがありました。

 

そもそもSGを目指そうと本気で思ったのは母方の祖母の持病が悪化したので、早くSGに行っている姿を見せなきゃと考えるようになったからなんです。それが初出場の3年ぐらい前。あのときにやれるだけやってみようという気持ちに初めてなれました。

 

2回目のダービーで予選トップ通過したものの準優勝戦1号艇でF…。その時、今村豊さんに声をかけていただいたんです。僕以上にショックを受けたような感じで、半分泣いたような表情でいろいろと話してくださって…。そんな風に思ってくださる方がいるのに、裏切るわけにはいかないな、と。次の年もダービーに出るのが恩返しになるのかなって考えるようになりました。