長嶋万記、地元大一番へ正念場

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長嶋万記

マクール本誌のコラムでもおなじみの長嶋万記が、17日に開幕するボートレース住之江「日本MB選手会会長杯争奪ダイスポジャンピーカップ」に参戦。地元・浜名湖で開催される年末決戦「クイーンズクライマックス」出場へ、正念場を迎える。

長嶋は、6月9日のボートレース津「ヴィーナスシリーズ」5日目準優10Rで、インから+02のF。女子戦の準優・優勝戦におけるスタート事故のペナルティーで、30日のF休みが明けた9月10日から12月9日の3カ月間、女子戦から選出除外されている。そのため、ヴィーナスやオールレディースをはじめ、11月末のGⅡレディースチャレンジカップ(LCC)にも出場することができない。

長嶋の今後のあっせんは住之江を含め、浜名湖(10月30日~11月4日)、平和島(11月12日~17日)と全て混合戦。現在の長嶋の賞金ランキングは18位(14日16時時点)で、12位の大瀧明日香との差は、約150万円。決してハードルが高いというわけではないが、やはり優勝賞金450万円のLCCを走れないことは大きな痛手。女子選手の混合戦Vは、6月に大山千広が児島で、7月に香川素子が三国で達成しているが、やはりハードルは高いと言わざるを得ない。

そして長嶋はクイーンズクライマックスの勝負駆けもさることながら、現在勝率(5月~)が6.25と、期別勝率も勝負駆けの真っ最中だ。勝率を上げることができれば、おのずと賞金もついてくるだけに、“二兎”を得ることも十分可能だが…。

2013年にクイーンズクライマックス初出場を果たし、16年からは4年連続で出場中と、すっかり常連となった長嶋。浜名湖で初めて行われる大一番、そのベスト12の中に地元選手がいないのは何とも寂しい限り。残り1カ月半、男子相手にどれだけ賞金を上積みできるか、注目したい。