橋谷田佳織が超久々のF

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橋谷田佳織

鳴門オールレディース最終日5Rで、橋谷田佳織がフライングを切った。インから+01の勇み足で、橋谷田にとっては12年8月18日唐津5R以来、実に8年2ヶ月ぶりという超久々のフライングだった。

橋谷田が選手の中でもグンを抜いた遅攻派ということはほとんどのファンがご存知のはず。今期の平均ST25は全選手中で3番目の遅さ、デビュー以来の通算の平均STは28、今や女子選手でもコンマ20より遅い選手は少なくなっており、まさに異例の存在。そして通算の平均スタート順はなんと5.0、さもありなんと思えなくもないが、具体的な数字でみるとやはり驚かざるを得ない。

先述のようにフライングは8年2ヶ月ぶり、その前のフライングは99年4月29日なので、その間隔はほぼ13年、さらにその前のフライングだと詳細の分からない92年後期までさかのぼらなければならない。そして橋谷田の生涯のフライング本数は、本日のものも含めて4本だけとなる。

出走回数が4000回を超える女子選手で、F本数が一桁にとどまる現役の女子選手は橋谷田の他に、6本の入船幸子と9本の茶谷桜だけ。ちなみに出走2000回以上とすると、F本数が少ない選手は以下の通りだ。

登番選手名F(出走回数)
4338飯田佳江2本(2039)
3355橋谷田佳織4本(6190)
3483入船幸子6本(5160)
4400加藤奈月7本(2540)
4275菅野はやか8本(2484)
4240今井裕梨8本(2841)
4347魚谷香織8本(2869)
4224大橋栄里佳9本(2531)
4501樋口由加里9本(3006)
4088野田祥子9本(3186)
4208三浦永理9本(3915)
3994茶谷桜9本(4250)

橋谷田の久々のフライング休みは11月27日から。最近は続けて勝率3点台を記録するなどさすがに実力の衰えが見られるとはいえ、30日間のF休みが明ければ、またこれまで通り遅いスタートから中間着順を量産する姿が見られるのではないか。