びわこの1マークが動く!

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びわこのレース形態が一変するかもしれないお知らせが、びわこのホームページに掲載された。その内容は「10月26日(ルーキーシリーズ)より、1マーク、各標識ポール、2マークを一直線上に配置する」というもの。移設の目的はボート同士の接触事故の低減と旋回半径の確保。

具体的には、1マークの位置を3メートル沖合に移設し、スタンド側が44メートルから47メートルに広くなり、奥側が88メートルとなる。

それに合わせて、スタートポールをはじめとする各標識も沖合へ動かし、スタート地点は57メートルから59メートル、2マークは70メートルから78メートルとスタンド側の幅が広がるようだ。

1マークの移設と聞いて桐生を思い出したファンは、そこそこキャリアが長いはず。当時インが弱かった桐生は、1マークを5メートル対岸へ動かしたことによって、イン勝率を全国平均レベルまで押し上げた経緯がある。現在全国で1、2を争う"イン弱水面"のびわこもきっとインが強くなるだろう。

各場の1マーク幅(スタンド側)とイン勝率をまとめてみた。

場別 イン勝率(%) 1マーク幅(m)
桐生51.847
戸田41.937
江戸川47.637.1
平和島45.337
多摩川51.941
浜名湖52.742.7
蒲郡5641.3
常滑56.640
5940
三国52.645
びわこ49.844→47
住之江61.545
尼崎59.461.3
鳴門54.745
丸亀57.242
児島60.643
宮島58.840
徳山65.645
下関63.243
若松57.141
芦屋63.153
福岡55.150
唐津53.642
大村65.848

※イン勝率は今年1月1日~10月5日

「1マークの幅が広い=インが強い」とすべての場に当てはまるわけではないが、おおよそその傾向があてはまるとはいえるだろう。今後びわこは桐生並の1マーク幅となる。びわこのレース傾向が変わるのか、変わらないのか、10月26日以降の動向を注意深く見守りたい。