期末と出走回数

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10月は“期末”と呼ばれる時期。そこで今回は期末と級別についておさらいしておこう。

期末とは選手が持つ“級別”を決定する最後の1ヶ月のことを示す。選手はA1級~B2級までの4つの級に分かれているが、その級を決めるのは、前期が4月~10月、後期が11月~翌年3月までの成績。その成績によって振り分けられた級別で、前期は1月~6月、後期は7月~12月の間、走ることとなる。

この成績は主に勝率のことだが、2連対率、3連対率、出走回数、事故率も級別審査の条件に含まれていることを忘れてはならない。特にファンはあまり気にしていないが、選手が非常に気を使っているのが出走回数。A1級は90走以上、A2級は70走以上という条件があり、A1級は非常にシビア。

なかでも記念常連クラスは、この数があまり稼げない。一般戦と記念、同じ6日間開催で、優勝戦に乗ったケースで考えてみよう。

一般戦では、その節の目玉であり、予選4日間のうち3日は2回走りになるケースが多い。レース場によっては満タン(すべて2回走り)の場合もあり、7~8走。記念の場合は斡旋される人数が多いので、一人当たり5~6走しかできない。そして準優勝戦に乗れば、一般戦は2回走り、記念は1回。優出すればともに1回だ。これらを合計すると、一般戦ならば1節で10~11走、記念ならば1節で7~8走といった程度。