最優秀新人、該当者なしのピンチ?
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【前田篤哉】
グランプリやクイーンズマックスを目指した賞金レースはそろそろ正念場に突入するが、それと同時に、各賞レースの行方も気になるところ。
最多賞金獲得、MVPなどはさておき、今年の各賞の上位選手は
【最高勝率】
1.峰竜太 8.85
2.白井英治 8.23
3.前本泰和 8.07
4.守田俊介 8.04
8点超えは4人。峰の9点に迫る勢いはやや陰り気味も、2位以下を大きく引き離し、6年連続での受賞はほぼ間違いなしの状況だ。
【最多勝】
1.峰竜太 105勝
2.松田大志郎 88勝
3.塩田北斗 82勝
峰を追い掛ける松田と塩田は一般戦が主戦場で荒稼ぎも可能だが、残り3ヶ月半で約20勝差を逆転することは厳しい状況。こちらも峰が15年以来、2度目の最多勝獲得が有力だ。
気になるのは最優秀新人賞だ。石野貴之や峰竜太に篠崎元志、古くは原田幸哉や瓜生正義も獲得した最優秀新人のタイトルで、資格は新規に登録された日の属する年の翌年から3年以内の新人選手の。今年は120期以降が対象で、勝率や優勝回数、獲得賞金が優れた者が選ばれるが、今年は「該当者なし」のピンチに陥っている。
【今年勝率・1着数】
1.前田篤哉 5.93 36勝
2.佐々木完太 5.66 30勝
勝率、1着数ともトップが前田で2位が佐々木。ただ、勝率は6点を下回り、1着数も物足りない。何より両者とも優勝がないことが大きく影響しそうだ。唯一、優勝経験があるのは122期・畑田汰一だが、こちらは勝率が5.32。B1級なこともマイナス材料だ。
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