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今年の4月まで強烈な舟足でその名を全国にとどろかせた浜名湖の23号機と47号機。この2機は中間整備によって超抜機に変貌したものだった。
ボートレースのエンジンは、開催期間中に選手自身が整備するのが大原則。しかしあまりに噴かない機や事故に遭った機は、非開催日に整備士が手を入れることがある。これが中間整備だ。
最近の超抜機はこの中間整備によって覚醒することが多く、戸田で「伝説」とまで謳われた44号機も中間整備で強烈なパワーを手に入れた。
浜名湖は中間整備に定評があり、ここ数年、毎年超抜機を作り上げている。そして現在開催されているヴィーナスシリーズ、その出走表の「モーター部品交換状況」の欄にこう記されている。
〔第1日〕
※10ギ
※19ピ2リ4シギキク
※は非開催日の部品交換を示し、整備士による中間整備が入ったことを意味する。
10号機はギヤケース、19号機はピストン2つ、ピストンリング4本、シリンダーケース、ギヤケース、キャブレター、クランクシャフトを交換した。
10号機は岩崎芳美、19号機は森下愛梨が手にした。注目はもちろん19号機で、2連対率16.6%しかないワースト機ながら、前検タイムは6.59のトップタイムを計時した。これは早速、中間整備の威力が発揮された!と思っていいだろう。
しかもこの数字には裏があった。前検日のスタート特訓で森下は強風にあおられて転覆。大急ぎで本体を組み直してタイム計測に臨んで出したタイムだった。その状況で全選手トップタイなので、本番はもっと出るはず。
迎えた初日は7Rの1回走り。5号艇で登場した森下の展示タイムは6.72。メンバー中5位のタイム。
あれっ?
本人のコメントも感触は良さそうだっただけにどうしたことか。展示も本番レースもスタート遅れ。4号艇の平高奈菜が先に仕掛けて事故になり、それを避けて2着に入線したので、正味の足色は計れなかった。
ただ、以前のようなワーストの動きではなくなっているのは確かだ。浜名湖の整備士が本気になって取り組んだ19号機の中間整備。きっといつか爆発するはずで、今後も注目を続けたい。
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