夏の展示タイム(伸び)は要注意!!

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猛烈な暑さが続いている。この異常な気温は、繰り返しになるがレースに大きな影響を与える。エンジンのパワーダウンが大きな要因となるわけだが、今回は展示タイム(伸び)について解説してみたい。

昔から言われているのは夏場は回転の上がりが悪くなるので、スロー勢はスリットまでに最高速になりづらく、ダッシュ艇の一発が決まりやすいこと。

では伸びを示す展示タイムが一番良かった艇は狙えるか、ということなのだが実際にはそれは間違っている。全員がパワーダウンしているので、夏場は伸びがある程度あっても、スリットで出切っていくことは少ないのだ。

展示タイムを調べると、当該レースにおけるトップ展示艇(一番時計)の1着率は平均して約27%。これが気温が上がるとともに実は下がっていく。要するに暑くなればなるほどトップ展示艇の期待は下がるということだ。

ただ、もうひとつ注意することがある。それは展示タイムで何位かということではなく、何秒だったかが大事なのだ。絶対的なラインというものがある。

例えば大村ならば6.90を切るようならエンジンが出ていると判断していいし、舟券も狙える。場によって差はあるが、多くの場は6.70を切ってくると夏場でも狙えることになる。

もちろん風向きなどによって違ってくるが、トップ展示+何秒だったかを意識するべきだろう。節間やその日の展示タイムが全体的にどんな出方をしているかで、おおよそ基準が分かってくるはずだ。