ビリにならない上平真二

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上平真二

18日に終了した徳山お盆レースで優勝した上平真二。1Mで人気の1号艇白井英治を2号艇の竹田辰也がまくり、その間を上平がまくり差しで割って入る。バックでは竹田にやや遅れて上平が並走する形になるが、ここで竹田にFコール。その後は上平が独走、3連単1万8810円の立役者となった。

ご存知のように上平は今年絶好調だが、優勝はこれがまだ3回目。優出は全体2位の16回、勝率も7.95と6位につけるものの、主戦場が一般戦で、さらに優勝回数が少ないことが響いて獲得賞金は31位にとどまっている。9月以降は宮島や丸亀の周年、そしてダービー出場も決めているだけに、初めてのチャレンジカップ出場に向け、賞金アップを図っていきたいところだ。

この優勝戦では、上平は1年間6着なしという記録も達成している。6着がないだけではなく、フライングや失格艇が出たレースでの最下位でのゴールもなかった。この間の出走回数は302走(失格等のレースを除くと299走)。ひまひまデータさんによると、これは96年以降では圧倒的な数字で、6着無しの記録では2位の中野次郎に71走差をつけ、最下位着なしの記録では2位の中尾英彦に92走もの差をつけている。

この間の上平の着順数は以下の通りだ。

1着 112

2着 89

3着 50

4着 34

5着 14

6着 0(責任外の失格が2回、欠場が1回)

主戦場が一般戦といっても、この期間にGⅡ以上も6節走ってこの数字だ。たとえば上平と斡旋傾向や成績が似ている守田俊介の同じ期間の着順は以下の通り。

1着 103

2着 50

3着 27

2着 23

5着 18

6着 18(失格等は4回)

上平の方が60走ほど多いにもかかわらず、守田の6着18本に対して上平はゼロ。ただ、これは実力やテクニックの差というより、レーサーのタイプ、気質の違いが大きいのかもしれない。

ユーチューバーとして知られるようになった上平、本人は「優勝報告をするためにまた優勝目指す」といっているようだが、6着、ビリ無し記録も、目立たぬとはいえ稀有な記録。決して破られそうにないほどの大記録を作って欲しいものだ。