高温時の風向はレースに大きく影響する

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桐生ボートでレース解説をしている関谷聖二さんが現役時代に活躍していたのは夏場です。重量級ということもあってダッシュ戦を選択していました。しかし、追風が吹く冬場はまったく捲りが決まらなかったそうです。レースコースが南北にレイアウトされていると、季節によって風向がガラリと変わります。ダッシュ捲りを決めるには向風が条件になります。気温が上がるとインからの出足がつきにくくなり、そんなときに一発を決めていたそうです。

同じような条件のレース場は浜名湖です。海からの向風は湿気を含んでおり、悪いモーターだとインから出足勝負ができません。高温になってもインが決まりやすいのは追風が強く吹く平和島、津、三国です。高温時は風向でレースの流れがガラリと変わるので注意してください。モーターの出力が低下する夏の季節はレース場の特徴が出やすいので、全国一律という考えをしないでください。