田村隆信、地元SGでFに散る…

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田村隆信

本日3日目を迎えた鳴門のSG「第25回オーシャンカップ」。その6Rで地元の田村隆信が+01のフライングに散った。

このレース4号艇で登場した田村は、枠番通り4コースカドから進入。スリットを通過したところで実況の「あ゛~~~っっ!!」という悲痛な叫びが轟いた。その後1マークは田村がインの篠崎元志をまくりで沈めて先頭に躍り出るも、Fコールが告げられ田村はコースアウト。

大外から展開の利を得て差していた高野哲史が、代わって先頭に躍り出た。高野はその後も先頭を守り抜いて、これがSG初1着。Fによる恵まれということもあって、レース直後に喜びを爆発させる様子は見られなかったが、水神祭では笑顔を見せていた。

なお、この1着が値千金となり、3日目終了時点での予選順位は3位。4日目は4・3枠。SG初出場で準優1号艇のチャンスも十分にありそうだ。

一方の田村は後半10R、3号艇で登場。展示トップタイムをたたき出し、3コースから2号艇・岡崎恭裕の頭を叩いてまくり差し。これがインの池田浩二の懐に届いて1着。前半のフライングが本当に悔やまれる勝利となった。

その勝利者インタビューでは、冒頭から「ご迷惑をおかけしました。すみませんでした」と謝罪から入り、このレースに関しては「絶対に入っているスタート」だけど、前のレースを受けて「絶対はありませんでしたね」と終始悔しそうな様子だった。

3度目の正直でようやく手にした地元でのSG参戦。初日から大整備を施し、大幅な機力アップに成功。「やれることは全部やる、悔いは残さない」と全身全霊で臨んだが、まさかの形で終戦してしまった。