用語を覚えるより、レースを覚えろ

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ボートレースの歴史を振り返ると、世の中にお金待ちが溢れてから2年ほどしてボートレースのプチバブルが起きています。株をやっている人が儲けたという話しを聞いても、ほとんどの人は儲ける手段を持っていません。そのため手近なギャンブルをするのです。それはパチスロやパチンコであったり、ボートレースであったりするのです。パチスロやパチンコの規制が強まる中、ボートの方が当てやすいという感覚になって舟券を買うようになった若い人も少なくありません。有観客のレース場に行くと、若い世代が増えていることを実感します。しかし、会話を聞いていると、ボートレースの用語を盛んに使っていても、内容は「?」というものが少なくありません。出走表をきちんと読めば勝てそうにもない1号艇がいるのに「ボートはインが強い」と1号艇からの舟券を買っています。捲り差しができるような選手でないのに、「高配当は4コースの捲り差し」と4号艇から流しています。用語を覚えるのは大切ですが、内容が伴わないと単なる言葉の遊びで終わります。たまに高配当が当たっても、それは別の要因で当たっただけで、継続して当たるといったことはありません。