長岡茂一「魔の8項」はギリギリ回避

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長岡茂一

17日の尼崎GⅡモータボート大賞4日目で今期3本目のフライングを切ってしまった長岡茂一。これによって180日間のF休みが決定した。6月5日に1本目、7月6日に2本目、そして今回と立て続けにフライングを切っているため、F休みは全て未消化(30日+60日+90日)。すでに今期の斡旋はないため、20日からF休みに入っている。

危なかったのはいわゆる「魔の8項」の抵触。正式名称は「選手出場あっせん保留基準第8号」で、事故率1.00以上になると問答無用で6ヶ月間のあっせん保留になるもの(50走以上が対象)。

長岡は3本目を切った時点で事故点が62点。出走回数が61だったので、事故率(事故点÷出走回数)は1.00を超えていたが、最終日まで無事故で2走できたことで、事故率は1.00をギリギリ下回り「魔の8項」は回避した。

もちろん、事故率0.70以上でB2級落ちも確定しているのだが、魔の8項回避でF休みの半年だけで済んだのは不幸中の幸いと言える。

長岡はFが多い選手でもある。F3は今回が初めてだが、F2は過去17回も経験している。通算Fも70回で現役では3位。長岡同様にFが多い田頭実はF3は4回、F2は16回を数える。こうした選手にとって、常に付きまとうのが事故率。前述したように事故率0.70を超えれば問答無用でB2級落ち、事故率1.00以上で6ヶ月のあっせん保留となる。