尼崎初日まくりゼロも2日目以降は?

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河合佑樹

桧村氏のコラムでも触れている通りGⅡ「尼崎モーターボート大賞~まくってちょ~うだい!!~」は前節に続いて、「まくり推奨レース」となっている。まくり1着を取れば、まくり手当として2万円が支給されるが、初日は残念ながらまくりはゼロ本に終わった。代わりに逃げが10本と幅を利かせ、逃げ天国と化した。

GⅡということで、ほぼ記念並の傾向となるのは仕方ないが、ここまで逃げ主体となるのは少々さみしい結果でもある。

尼崎のGⅡ以上の傾向を見るとイン勝率は67%程度で、まくり決定率は6.3%しかない。節間平均で4、5回なので1日単位で考えると1回あるかないかだ。

しかし、前節の一般戦ではまくり率が19.4%もあった。通常開催(まくり推奨レースではない開催)でのまくり率約12%を考えるとかなりまくりは出たのも確かだ。まくり手当がどう影響するかだが、手当よりもせっかく「まくってちょ~うだい」と謳ったシリーズということで選手もまくってやろうという意識は必ず働くはず。

2日目以降、まったくまくりが決まらないということはないだろう。桧村氏のコラムにもある通り17号機・廣瀬将亨、18号機・河合佑樹、19号機・寺田千恵などは改めて注目したいところ。ちなみに尼崎で最も多いまくりは圧倒的に3コースから出る。3コース+気配が良い選手&エンジンには要注意だ。