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【中嶋達也】
徳増秀樹に「これは本物のエンジン」と言わしめ、グランドチャンピオンでSG初優勝へ導いた宮島の45号機。花丸がつくほど強烈な伸びに、出足や回り足も強い当地のお宝モーター。
前節はグラチャン優出機のほとんどがお蔵入りとなり、7月9日が初日の今節、優出上位4機が揃って登場した。優勝機の45号機は兵庫の中嶋達也、準優勝(上野真之介)の72号機は長崎のベテラン寺本武司、3着(菊地孝平)の51号機は佐賀の浦田晃嗣、4着(峰竜太)の50号機は峰の先輩でもある佐賀の前川竜次と、いずれもB級選手の手に渡った。
なかでも抜群の気配を示していたのは、グラチャン優勝機を獲得した中嶋。初日前半から他艇をぶっちぎる展示タイムを計時し、本番レースも4カドまくりで快勝。徳増の動きをそのまま引き継いでいた。
2日目は悪天候のため出走機会がなく、気を取り直して迎えた3日目前半。6R6号艇で登場した中嶋は、抜群の展示タイムを計時し、大外からトップスタートを決めた。中嶋が伸びていくが、そのひとつ内の三井所尊春が先に仕掛けていった。これにインの上田隆章が抵抗しようとすると、ターンマークに激突し落水。その事故艇に中嶋が乗り上げて転覆。上田は妨害となり、中嶋は選手責任外の失格となった。
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