上平真二が6着なし最長記録を更新

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現在、芦屋の一般戦に出走している上平真二が、その初日1Rに1着になり、232走連続6着なしという記録を打ち立てた。記録が残る96年以降では、2010年9月~11年7月にかけて中野次郎が樹立した231走連続が最長だったが、それを上平が超えて1位となった。

上平が前回6着を取ったのは昨年8月の下関お盆開催初日前半戦で、その後半戦に1着を取って以降はずっと6着以外の成績を取り続けている。この間26節(今節含む)走り、その中にはSG1節(クラシック)、GⅠ4節の出走歴もある。

1994年11月に宮島でデビューし、選手キャリアは26年目に突入した上平だが、前期勝率(19年11月~20年4月)は8.13でキャリアハイとなった。マスターズ世代になっても進化を続けていることに驚くばかりだ。

上平といえば、本誌や当コラムで何度か取り上げているように、ボートレーサーユーチューバーのパイオニアでもある。もともと粘り強さが持ち味の選手であったが、配信を始めてからその強さに磨きがかかっている。

配信はおよそ半年前にスタート。今年の2月にチャンネル登録者数が1千人を突破し、それからひと月後のクラシックに出る頃になると5千人に膨れ上がった。そして現在は7700人まで到達した。

恒例のレース報告では、レース映像を交えながら、「この時はこう思った、こう判断した」などと振り返る。ピットで選手同士がリプレイを見ながら話している姿をよく見かけるが、その内容が伝わってくることはなかなかない。それを本人から直接聞ける機会は非常に貴重だといえる。

そして再生回数が4万5千回と過去最高を記録したのは、チルト3度の解説動画。チルト角度の変更の仕方や、3度・0度・マイナスにした時のエンジンの取り付け角度の違いを定規を使って実際に検証、3度での模擬練習の様子、そして上平が過去にチルト3度で優勝した時の映像など、見ごたえ満点の15分となっている。

最近はオンライン飲み会など生配信にも挑戦するなど、ボートの腕だけでなく、ユーチューバーとしての技術も上達している。舟券も「ボートレーサー上平真二ch」も見逃せない存在となっているぞ。