オールスターの相性を探る
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【平本真之】
本日(26日)より住之江でオールスターが始まった。今回のオールスターには8名の初出場(内、香川素子と上田龍星はSG初出場)がいるが、その一方で20回以上出場する常連が多いのもこの大会の特徴。それゆえ、選手によってタイトルとの相性にも差がある。
最近10年において、優出回数が最も多いのは5回の峰竜太と桐生順平。しかし2人ともまだ優勝には届いていない。桐生に至っては6着が4回、転覆が1回と、優勝戦で前を走ったことがないのは不思議だ。
この両者に続く3回が、新田雄史・池田浩二・茅原悠紀・平本真之の4人。中でも平本は最近4年間で3回優出と相性抜群。この平本と白井英治・吉川元浩の3人は、現在2年連続優出中である。
出場順位にも注目したい。例年、30~40位台の下位出場者も毎年のように優出している。毎年3人しか出場しない委員会推薦組も健闘している。特に前述した平本は委員会推薦(16年)で優勝、その後も45位(18年)→44位(19年)と毎回下位ながら優出している。
その一方で初出場の選手にとっては壁が高い。特に近年は苦しく、15年は初出場6人で予選突破ゼロ、16年は3人で1人、17年は4人でゼロ、18年も5人でゼロ、昨年は6人で2人だった。今年の8人はどこまで健闘できるだろうか。
最後に優勝戦の傾向にも少しふれておこう。かつては「荒れる笹川賞」と言われていたが、過去10年で大波乱が起きたのは2010年の浜名湖(優勝:岡崎恭裕)と2013年の福岡(優勝:新田雄史)。岡崎は6号艇、新田は5号艇での優勝で、4万舟・5万舟の決着となった。それ以外の大会では2014年(福岡)は菊地孝平が2コースから差し切って優勝したが、あとの7回はイン逃げ決着。最近は5年連続で逃げが決まっている。
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