マッスルボートレーサー
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【毒島誠】
プロペラが選手持ちから現在の制度に移行した(2012年~)ことをきっかけに、トレーニングやボディメンテナンスに力を入れる選手が増えてきた。毒島誠もその一人で、トレーニングの写真や動画を自身のSNSにアップして、その様子をファンにも公開している。
本誌4月号のマクール探偵局では、毒島のトレーニングに密着した。トレーニングというとマシンを使って「ふんっ、ふんっ」と力むものを想像しがちだが、毒島の場合はそれとはまったく違う。
「俗にいう筋トレとは違いますね。やまと(養成所)でもやってましたが、それはアウターマッスルを鍛えるもの。見栄えはするんですけど、ボートにおいて大事なのは、その内側のインナーマッスル。体感トレーニングですね」
右手と左足などクロスするように手足を上げるトレーニング、不安定な足場でバランスを取ったり、バランスボールの上に立つ、極めつけは地べたで全力インターバル走など、見た目に派手さはないが、とにかく地味にきついメニューばかり。
毒島はこれらを笑顔でこなし「きついっ!気持ちいい!!」と楽しんでいる。毒島の強さの秘訣が垣間見えた瞬間でもある。
毒島以外にも丸野一樹や西岡育未、下條雄太郎、平高奈菜のトレーニングシーンも紹介した。なかでも丸野は、かなり追い込んだトレーニングをしており、それが大きな結果にも結び付いている。本人は「しんどいですよ。もういやだって思うこともあるけど、結果出ちゃってるんでやめられないです」とも。
もちろんこの取材はウイルス騒動が起きる前のこと。最近、毒島は家でできるトレーニング動画などを発信。下條は「自粛中ムキムキになってきよる」と本日つぶやいていたことからも、トレーニングに励んでいる様子がうかがえる。