目指せ甲子園!

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昨年から新たに始まったGⅡ「全国ボートレース甲子園」。第2回大会は7月7日から三国で行われる。その出場選手選考期間は4月31日までとなっており、現在、佳境を迎えている。

出場する選手は、全国各都道府県の出身者選手各1名ずつの47名と施行者推薦選手。各都道府県の出身選手は、該当する選手の勝率上位5人の中からひとりだけが選ばれる。とはいえ昨年の第1回大会では多くの県で勝率1位または2位の選手が選ばれており、今回も勝率がキーとなるのは間違いない。県によっては僅差の争いが続いており、残る20日間の成績がモノを言ってくるだろう。

舟券勝負とは別に自分の故郷の選手を応援するという要素が加わり、大きく注目されたこの大会。第1回大会は意外なほど盛り上がり、また「甲子園」を強調するような演出も見られた。開会式では出身地を記したプラカードと共に入場、方言を強調して挨拶する選手など、郷土代表をアピール。待機行動中の選手紹介では「支部」ではなく「福島県代表の桐生順平」などと紹介されていた。

第1回大会の優勝は今垣光太郎。浜名湖の超抜機・23号機を駆って、優勝戦では圧巻の4カドまくりを決めた。表彰式では「深紅の大優勝旗」を掲げ、石川県代表として胸を張ったが、今年はその今垣のホーム、三国での開催。今垣は石川県出身の選手の中では現在勝率1位。前年覇者という出場枠がないため今年も選ばれるという保証はないが、出場を期待する声は当然小さくない。