2コースの壁が波乱を生む!?

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2コースにスタートが早い選手がいる場合、インは逃げやすいと言われている。2コースがしっかりとスタート行ってくれれば、イン艇にとって2コースが外の攻めをブロックしてくれるからだ。いわゆる「2コースの壁」というもので昔からあるセオリーだが、果たしてこの理論は現在でも通用するのか。

結論から言えば、今のレースではかなりその威力は半減しているので注意が必要だ。スリットで極端な遅れや飛び出しを除外した場合、2コースは気持ち遅れるほうがいい結果を出しやすい。これはイン艇にとっても同じで、2コースが少し遅れた方が逃げやすいと考えられる。

その理由は3コースの走り方にある。ひとつ内の2コースが自分よりスリットで前にいるか後ろにいるか、あるいは同体かで走り方が変わるからだ。同体の場合はまくり、差し、まくり差しの全ての選択肢があるので詳しくは触れないが、今回は2コースがスタートを決めた場合(壁になる場合)を紹介しよう。

このケースは3コースの動きがかなり限定されることになる。4コースに叩かれない限り、ほぼまくり一択になる。まくるというよりもまくるしかなくなるということ。角度的にもまくり差しに入る余裕はない。仮にまくり差しハンドルを切ったとしてもまず入らない。