無観客でも頑張ります!

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【安井瑞樹】

鳴門で行われているGⅡレディースオールスター。無観客開催も5日目が終わった。いつもは2マークにファンが殺到する女子レースの全国売りレースも、今回は異様な静けさ。

スタンドは閉鎖されており、中は見えないのだが、誰もいないスタンドは想像がつく。スタンドが閉鎖しているので、もちろん記者も直接舟券は買えない。記者席も仮設の建物の中にあり、毎日体温検査が行われ、熱があれば当然記者席にもピットにも入れない厳戒態勢を敷いている。仕方のない措置とはいえ、こうも静かだと盛り上がりにやや欠けるもの。

ピットにいる選手の反応はというと、基本的にはそう普段とは変わらないという意見が多かった。ファンを見る機会は本番レース、展示、試運転くらいで、その他はピット内で黙々と仕事をしているのでそれも当然だ。

しかし、その一方で「やはり寂しいですね」という声も多い。安井瑞樹は「ファンがいないんだなぁ、と改めて思いましたし、やっぱり寂しいですよね。でも、試運転はリラックスして走れます(笑)。別に私の試運転なんか誰も見てないと思うですけど、ファンの方がいると見られてるって多少の緊張感がありますからね」とのこと。

それでも選手はみな画面越しに向かって精一杯、自身の走りをアピールしようという気持ちがピット内で伝わってくる。

それでも一番寂しいのは優勝戦が終わった後ではないだろうか。ファンの前でのウイニングランもなければ、表彰式もない。優勝選手もなかなか実感がわいてこないのかもしれない。