完全無事故選手に明暗

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

片岡雅裕

3月3日、住之江6Rに出走し4着でゴールした片岡雅裕が、完全無事故連続1000走を達成した。完全無事故とは、フライングや出遅れなどのスタート事故はもちろん、転覆や落水などの失格をせずにゴールすることをいう。自身が事故をしないだけでなく、選手責任外のもらい事故でも記録が止まってしまう点が、この記録を続けることの難しさでもある。

片岡は2016年10月25日、平和島10Rで選手責任外の失格をして以降、3年4ヶ月、ゴールし続けている。完全無事故を続けると、選手会から表彰される。1000走で褒賞金50万円、1500走、2000走でも同じ額の褒賞金がもらえる。

選手会がこの褒賞制度を始めて以降、1000走を達成したのは、今回の片岡を含めてわずか12人しかいない。それだけ難しい記録だといえる。ましてやスピードも速く、事故も多い記念の舞台を多く走っている片岡がこの記録を達成したことは偉業だといえる。その証拠にこれまでの達成者にA1級選手はいなかった。今後この記録を続けながら、どこまで結果を残せるか、非常に興味深い。