GI優勝戦の2コースまくりは超レア

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2月28日に行われた多摩川周年の優勝戦は菊地孝平が2コースからまくって優勝を決めた。GI優勝戦におけるこの2コースまくりはかなり珍しい。最近1年間では今回の菊地のみ。前回は2017年7月に行われた浜名湖周年における柳沢一まで遡る。

SGやGIでは最近特に2コースからのまくりは決まらなくなっている。そもそもGⅠ優勝戦では2コース差しも決まらない。GIにおける最近1年間の集計ではインの優勝が71.8%。2コース優勝は7.7%で、さらに2コースまくりとなると2.6%だ。

菊地は前節の蒲郡地区選で1号艇で優出。2コースからの差しを許してVを逃している。その悔しさも今回あっただろう。奇しくも2コースから負けた借りは2コースから勝って返した格好となった。

ちなみにイン逃げを除くと、GI優勝戦で一番出現する決まり手は3コースまくりで6.2%。次位は2コース差しで4.4%。2コース差しは3コースまくりよりもだいぶ「苦戦」を強いられている。どちらかと言えば、3コースよりも2コースの方が人気になることが多い。しかし、その実2コースはイメージよりも厳しい戦いになってきた。2コースからのまくりとなれば、さらに決まりにくい。それほど今回の菊地の優勝はレアということだ。