シルバーメダルばっかり!?

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上平真二

11月からの新期勝率は全選手3位の8.21。抜群の舟券貢献度を誇る上平真二だが、ここ最近の悩みは優勝ができていないということ。

今期(19年11月~)に入って11節出場している上平の成績は、102走して41勝、2着32本で、2連対率は驚異の71.6%。優出は8回。絶好調といって差支えないが、なぜか最後の最後だけが勝てない。

12月の津から4節連続優出2着、2月に下関で優出4着とした後の中国地区選でまたしても優出2着。そして直近の2月26日の唐津優勝戦でもまた2着と2着のオンパレード。

自身が配信しているYouTubeの動画の中でも「シルバーはもういらない」や「シルバー大好き」など、銀メダルばかりであることを嘆いている。

元々一般戦の鬼として知られる上平だが、最近の好調ぶりは、ここ数年の中でも一番といえるもので、その背景にはYouTuberデビューしたことと無関係だとは到底思えない。

以前、上平にこのYouTuberの件で話を聞いた際、「こういうことを始めたので、下手なレースはできないし、Youtubeなんかやってるから、と思われちゃいけない」と話していた。

ただ毎回、レースが終わった後にその節を振り返る動画を配信しているが、YouTuberデビュー後はまだ一度も自身の優勝報告ができていない。ここ20年で優勝が一度もなかった年はわずか1回だけ(2005年)。それ以外は最低年に1度は優勝しているし、昨年はV5した。

それだけに優勝報告は時間の問題とみられるが、こうも惜しいレースが続くと、こちらも早く優勝報告が見たいとやきもきするもの。

上平の今後の斡旋は3月8日からの徳山GⅢ企業杯、そして17日からのSGクラシックと続く。やはり注目はSGで、ここで優出したら、6月に開催される地元宮島のグラチャンの権利が手に入る。平和島との相性は抜群によく、近況も絶好調なら、大きな仕事も成し遂げられるのではないかと期待したくなるが、果たして。