タイトルへの想いを語っていた松本勝也選手

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【松本勝也選手(2009年インタビュー時)】

殉職した松本勝也選手は兵庫支部の所属だった。現在の同支部は、吉川元浩魚谷智之という二大スターが君臨する強豪支部だが、彼らが出てくるまでの支部を支えたのは松本選手だった。

02年と04年に尼崎で開催された笹川賞では、どちらもドリーム戦に選ばれるほどの人気選手だったが、GIは21回、SGは2回優出しながら、タイトルとは無縁だった。

本誌最後の登場となったのは09年10月号の巻頭インタビュー。そこでタイトルへの意欲をこんな風に話していた。

「なんで獲れないのかと言われれば、何かが足りないからなんでしょう。それが何なのかは自分にはわからないです。たぶん獲ったらわかるんでしょう。だからこそ、獲るまでチャレンジしたいと思っています。

まあこれだけ獲れないってことは、逆にありがたいことだとも思いますよ。これだけ欲しい、欲しいと思わせてくれるものがあるっていいことじゃないですか。これで獲れた時には、さらっと獲っちゃった人よりも喜べるんじゃないかと。そういう楽しみはありますよ。チャンスは引退するまであると思っています。