ボート界激震、八百長で元選手が逮捕
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新年早々、とんでもない話題でボート界に注目が集まってしまった。昨年9月のヤングダービーを途中帰郷し、そのまま電撃引退した元選手の西川昌希がモーターボート競走法違反(収賄など)の疑いで、1月8日に逮捕された。
逮捕容疑では、昨年のびわこイースタンヤング最終日(7月2日)に西川容疑者が八百長し、親戚の増川遵容疑者から、300万円を受け取ったとされる。その連絡には、本来宿舎に持ち込むことが出来ないはずのスマートフォンを使用し、連絡を取り合っていたというからさらに驚きだ。
発表された情報をもとに、当日の西川が出場したレースをチェックしてみた。特に不可解だったのは2回走りの前半戦。このレースでは事故が起きた。通常、事故が起きるとほとんど着順が決まるが、3番手を航走していた西川は止まってしまうのではないかというほどスピードを落とし、4番手の選手を前に行かせ、自身が4着に落ちた。
後半戦は1号艇で人気を背負ったが、ターンが流れて2着に敗れたというレースだった。
開催期間中、選手たちは外部との接触が遮断され、当然連絡の取りようはない。しかし残念ながら、西川に関してはそうではなかったことになる。業界の信用を地に落としたこの事件の衝撃はあまりにも大きい。