シリーズ戦、1st組優勝なしの怪!?

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いよいよ明日(22日)、今年一番の注目を集める「SGグランプリ」が最終日を迎える。史上初のナイターグランプリも残り1日、どんな結末を迎えるだろうか。

その約1時間前に行われる11Rのグランプリシリーズ優勝戦。シリーズ戦は5年前から2ステージ制になり、トライアル1stで敗退した6人が、3日目からこちらに転戦してくることになった。初日からシリーズ戦に参戦している選手たちにとっては、まさに『目の上のタンコブ』だ。

というのもこの1st組のアドバンテージが非常に大きいからだ。そのポイントは次の3つ。

①シリーズ組よりも、2連対率で上位のエンジンとボートを使用していること。

②トライアル1stの得点は高く、1着で14点、6着でも7点もらえる。そのポイントを持って参戦してくる。

③3日目にトライアル1st敗退の6人で得点増しの「シリーズ復活戦」を行う。

②と③を合わせると、予選道中で3回も点増しレースに乗せてもらえることになる。そのため、この1stからの転戦組の準優入りはほぼ約束されたも同然。

しかしここまで「勝ってください」と意思表示されたなかでも、1st組が優勝したことは不思議とまだない。

今年の例だと、1st7位の徳増秀樹は5・4の成績でも得点は17点。得点率8.50を持ってシリーズ戦に回ってきた。失格・2着の太田和美は6.00、4・6着に減点7の馬場貴也は4.50。これに3日目10Rの「シリーズ復活戦」でとどめの点増しレースを走る。普通に走りきれば予選突破できたはずだが、徳増は痛恨のフライングに散り、太田はツキに見放され21位で予選落ち。馬場が唯一準優に乗ったが、やっとの5枠だった。