選手ボランティア、加速中
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一昨日の12月5日は、「国際ボランティアデー」だったそうだ。ボランティアといえば、我らがボート界のボートレーサーたちも積極的にボランティア活動を行っている。
東日本大震災に始まり、近年では熊本地震、九州北部豪雨、大阪北部地震、西日本豪雨と大きな災害が起きるたびに被災地へ赴いて、復興の手伝いをしている。
9月12日、関東・東北地域を中心に甚大な被害を及ぼした台風19号、その被災地となった栃木県鹿沼市のボランティア活動を行った。
11月20日の活動では上瀧和則選手会長を筆頭に群馬支部の選手8名、埼玉支部の選手8名が参加。その中には登録3000番台の高山秀雄、本橋克洋、記念での活躍も光る佐藤翼など、参加する選手にキャリアも成績も関係ない。
これが同市における4回目の活動で、この日は鹿沼市立粕尾小学校での活動となった。この小学校は台風の影響で裏山が崩れ、大量の土砂や流木が押し寄せ、体育館が泥の海と化したところ。
日当たりがよくない場所のため、土砂には多くの水分が含まれていた。重い土砂を運ぶのは容易ではないが、選手たちは驚異的なスピードで作業を進め、アッという間に片づけてしまった。
11月29日にも同市を訪れた選手たち。この日は河川の氾濫により庭が土砂で埋め尽くされた住宅地域へ向かった。
真冬のような寒さの中、スコップで掻き出した土砂や泥を土嚢袋に詰めては重ねていくという作業。用意されていた袋、2200個分があっという間になくなり、庭もすっかりきれいになった。住民からはたいそう感謝されると同時に、その手際の良さに驚かれたという。
鹿沼市でのボランティア活動5回のうち、4回に参加した柴田愛梨はこう話す。
「ニュースの映像で台風の恐ろしさや被災地域の大変さを知っているつもりでいましたが、全く知らなかったんだなということがわかりました。初めて活動に参加した時に被害状況を見て、被災地域は自分の想像以上で、何とかしてあげたいと心から思いました。自分1人ではあまり力になれないけれど、こうして選手みんなの力が集まれば被災地域の助けになれるので、これからも可能な限り参加したいです」
【11月20日 参加選手】
●群馬支部
●埼玉支部
染川直哉
【11月29日 参加選手】
●群馬支部
●埼玉支部