若松でイン屋VSアウト屋
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【西島義則】
現在若松では「若松夜王S第4戦 BOATBoyカップ 個性派王決定戦」が開催されている。その開催2日目の12Rで、1号艇から小川晃司、阿波勝哉、澤大介、村上純、西島義則、鈴木幸夫という「アウト屋VSイン屋」という大変興味深いレースが行われた。
SNS上では「どういう進入になるんだ」「なんだこの番組は!?」「これは買わねば!」と番組が発表された前日から大いに盛り上がっていた。
進入に関して、アウト屋の並びは非常にシンプル。アウト屋は大外が仕事場なので、同じレースになった場合、先輩に敬意を払って外を“譲る”という暗黙の了解がある。なのでこの場合は、最も先輩にあたる小川が大外。次に同期である阿波と澤だが、こちらは先にアウト屋を始めたという理由で、阿波の方が外になる。
一方、イン屋に関してはそういう“暗黙の了解”はなく、ガチンコ勝負。村上、西島、鈴木のコース別奪取率は以下の通り。
※集計期間は半年
村上 ①40.5%、②42.1%、③17.4%、4コースより外なし
西島 ①36.9%、②54.4%、③6.0%、④0.7%、⑤0.7%、⑥1.3%
鈴木 ①45.5%、②48.8%、③5.8%、4コースより外なし
絶滅危惧種と言われるイン屋だが、いずれの選手もインコース奪取率が35%より高く、ほとんどのレースで2コース以内に入っている。
さてこのレース、舟券も大いに売れ、前日のドリーム戦が6825万円だったのに対し、9241万円の売り上げを記録。ただし人気は割れに割れ、1番人気は4-5-6の19.5倍。現代ボートでは信じられないようなオッズが並んだ。
チルト角度はイン屋は揃って-0.5度。そして小川も-0.5度。阿波が0.5度で、澤が1.0度だった。
まずはピット離れが異様だった。1・2・3号艇がゆっくりと出ていくのに対し、4・5・6号艇が全力ダッシュ。西島がやや立ち遅れ加減で、鈴木が締めこんでいこうとするが、西島がこらえてオレンジブイに到達。バック側で3艇がスローダウンし、結局並びは村上がインを取りきり、西島-鈴木と並んだ。そしてダッシュは先に澤と阿波が4・5コースに入ると、最後に小川が大外に動いて、456/321で進入開始。
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