まくりまくる佐藤大佑

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佐藤大佑

11月22日、江戸川の男女Wで優勝した佐藤大祐。これが今年3度目の優勝で、地元では初めて、しかも1着を外したのは準優日の1走目のみ(5着)の準パーフェクトV。本人もツイッターで「鬼足に仕上がった。地元で準パーフェクトは本当にうれしい」とツイートしていた。

佐藤といえば持ち味はまくり。実際、今回の優勝以前に過去4回優勝を記録しているが、そのいずれもがまくっての優勝。しかし、今回は予選をパーフェクトで抜けて準優も1着、優勝戦は1号艇。持ち味はまくりとはいっても、1号艇時の1着率も50%は確保しているだけに、最後もきっちり逃げて優勝を決めた。

それにしても佐藤は本当に、まくりまくっている。今回の江戸川も、1号艇時以外の1着4本はすべてまくり。これ以前を見ても、10月以降は1号艇以外の1着15本のうち11本がまくりでのもの。イン以外ならコースもお構いなく、まくれそうな時は常にまくるという分かりやすさ。

これだけまくりを多用するとピンロク傾向になるのは致し方なく、実際以前はそうだったが、ここ数年は大敗の割合も減っている。対して1着率は最近は30%前後を保っているので、展開を予想する側としてはありがたい存在とでも言えるかもしれない。

今年3回の優勝はいずれも夏場以降に記録したもので、新境地も見せている。最初の優勝は7月末の戸田。「伸びに振ってるし、やったことなかったけど1回くらいいかな」と、練習でも記憶がないという3カドに挑戦。ぶっつけ本番ながら、インの吉田拡郎に抵抗を許さないまくりを決めた。翌日が誕生日の前祝いだった。さらに11月上旬の住之江でも優勝戦で3カドを選択、コンマ01の快ショットで内を飲み込み優勝した。