混合戦Vの大山千広、11月の斡旋に注目

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大山千広

22日に常滑で大山千広が優勝した。これが自身通算8度目の優勝となったが、混合戦では初。

今節は日高逸子塩崎桐加など女子の銘柄級も参戦した男女混合戦。女子選手で予選を突破したのは大山と日高だけだが、大山は予選トップ通過。日高は6位で、準優勝戦12Rの1、2号艇でそろって登場した。

その準優勝戦は10R、11Rと人気を背負った1号艇が敗れる流れだったが、大山はキッチリ逃げ切って優勝戦1号艇を獲得。一方の日高は落水失格で賞典除外となった。

優勝戦は大山がインから07のスタートを切り、逃げを打つ。そこへ瓜生正義をオーシャンカップ優勝に導いた57号機を駆る新田智彰がまくり差しで肉薄した。しかし1マーク出口からの勢いは大山の方が勝り、直線で突き放して優勝を決めた。

今年混合戦で女子が優勝したのは、芦屋MB大賞の守屋美穂に続く2件目。近年にない少ないペースだ。ただ大山は混合戦を走るのは「勉強になるから好き。自分の斡旋を眺めた時、そこ(混合戦)が光って見えるくらい(笑)」と話している。

11月は本人が希望する混合戦が目白押し。11月9日からの「福岡チャンピオンカップ開設66周年記念競走」には、大山、守屋、遠藤エミの女子賞金トップ3が斡旋。そして桐生「第22回チャレンジカップ/G2レディースCC」は全選手中31位(CC順位では26位)なので、レディースCCではなく、SGへの出場が当確。さらに今年から新設されたボートレースバトルチャンピオントーナメントへの出場も決まっている。

本人は「結果よりも地力をつけたい。そのためには上の舞台をもっと走りたい」と話すが、この3節はそれが叶う。昨年の最優秀新人だが、どこまで強くなるかは全く未知数。女子3人目のSG優出、史上初のSG優勝、それが全く夢物語でないと感じさせるところがこの選手のすごいところだ。