個性派揃いの105期生

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磯部誠

8日まで浜名湖で開催されたGⅡモーターボート大賞は磯部誠の優勝で幕を閉じた。磯部にとってこれがGⅡ以上の特別戦は初制覇で、ここまで一般戦ですでにV6をマークしていたので、来年の平和島クラシックはほぼ当確だったが、この優勝で記念覇者として出場することになった。

磯部は2009年11月にデビューした105期生。もうすぐ選手生活が丸10年になろうとしているが、訓練時代は1期下が業界肝いりの106期(受験年齢が20歳から30歳未満へ拡大、特別試験制度スタートなど)ということで、この期自体はあまり注目度が高かったわけではなかった。デビュー節の成績もその前の期と比較すると振るわず、105期への期待度は低かった。

しかし、潮目が変わったのは2012年の徳山新鋭王座決定戦。当時B1級の佐藤翼が優勝戦1号艇を獲得。結果は+07のフライングだったが、デビュー3年未満の新人ということもあって、良くも悪くも105期という存在に注目が集まる出来事となった。

期の中で一番最初に優出したのは磯部。2011年8月、常滑のお盆開催でのこと。その時の優出メンバーは1号艇から池田浩二菊地孝平杉山裕也坂口周、磯部、重野哲之。今であれば豪華な優勝戦に感じるが、当時はB1級の新人が健闘したという評価だった。その後、田中孝征、塩田北斗中嶋健一郎と優出者が続いた。