123期、6人目の水神祭

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松山裕基

本日(12日)、宮島で行われている「第13回ヤクルトカップ」4日目第1Rで、123期の松山裕基(大阪)が、5コースからのまくり差しを決め、デビュー初1着、水神祭を行った。

松山は昨年11月のデビュー以来、一昨日まで舟券に絡んだことはなく、4着を3回記録した以外ほぼ6着、たまに5着に入るという成績だった。しかし昨日の5Rで初めての2着を記録、道中で事故があっためやや恵まれた形とはいえ、初めて舟券に絡んだ。これで肩の荷が下りたのか、本日の1Rでは5号艇5コースからトップスタート、すぐ内の4号艇がまくった1号艇との間隙を突いて鮮やかにまくり差し、2?も先取りして1着をもぎ取った。

松山はデビュー73走目にしての水神祭となったが、同期の123期は全体的にピリッとしない結果が続いている。デビュー期に水神祭をあげたのは3人のみ、2期目の今期も今日の松山を含めて新たに水神祭を終えたのは3人だけ。複数回勝利を挙げた選手もおらず、デビューから2か月あまりの124期はすでに3人が水神祭を果たし(4勝)ているのとは対照的だ。

最優秀新人の対象となる118期以降の、デビュー以来の期別の1着本数は以下の通りだ。

118期 14 37 73 130 195 221

119期 6 25 58 110 166

120期 6 23 31 76

121期 7 14 36

122期 12 21

123期 3

118期以降は、122期を除きデビュー期の1着は1ケタ台。また、2期目以降の本数を見ても、118期を上回った期はない。1着本数は傑出したレーサーがいれば大きく変動するので絶対的な指数にはならないとはいえ、それでも気になる傾向ではある。

122期以降は養成所での選抜が厳しくなり、それだけに逸材が揃っているのではと期待された。しかし122期はまだしも、123期はまだその片鱗が見えてこない。同期最年長でもある松山の水神祭が、他のレーサーたちの刺激になるといいのだが…。