ヤングダービー出場選手を見て思うこと
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【上條暢嵩】
三国で9月18日から開催されるプレミアムGIヤングダービーの出場予定選手が決定した。選考基準は30歳未満の男女の勝率上位選手。期間は昨年の7月1日から今年の6月30日までで、本日(7月1日)決定したのは50名。これに現在びわこと丸亀で行われているイースタンヤングとウエスタンヤングの優勝者2名が加わり、52名が出揃う。
選考勝率トップは上條暢嵩で、以下磯部誠、木下翔太、大上卓人、大山千広と続く。このほか、永井彪也、羽野直也、西川昌希、関浩哉などはSG出場経験者。彼らが中心となってシリーズが進んでいきそうだ。
地元からは今井美亜が単独参戦。その今井をはじめ、女子選手は大山、高田ひかる、渡邉優美の4名が出場を決め、予備1位には関野文が控えている。例年、この大会は女子選手が好配当を提供するので、穴党は要注目だ。
気になるのは選考勝率のボーダーだ。今回は5.57。第1回は桐生順平や峰竜太、篠崎元志などグランプリクラスの選手が多数出場し、6.36と非常に高いものだったが、年々下がり第4回で6点を割り、今回は前回より0.19も下がってしまった。
この傾向は危険と言わざるを得ない。なぜなら、2013年に終了した新鋭王座決定戦と同じ道をたどっているからだ。2000年当時は6.56のボーダーだった新鋭王座は、05年には6.18、10年には5.45と下がり、最終年には5.04まで落ちた。ここまで下がると開催の盛り上がりも下火になり、終了も余儀なくされる。その一方でマスターズCやレディースCは、近年ボーダーがどんどん上がり、開催そのものも盛り上がっている。
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