SG準優勝戦で大幅枠番入れ替え
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多摩川で開催されているSGグランドチャンピオンは、本日(22日)準優勝戦が終了し、優勝戦に出場する6選手が出揃った。準優勝戦のレース展開や優勝戦の展望は特設サイトをご覧いただくとして、ここでは準優勝戦で起きた番組の組み合わせについて言及したい。
準優勝戦の枠番やレース番号は、予選の成績に応じて、自動的に振り分けられることは多くの方がご存知のことだろう。しかし、出走表の「実施要項」の欄を見ると、実はその認識が少し誤りであることがわかる。
予選順位1位から9位までは従来通り成績順に3枠まで並べられるが、4枠は「10~12位」、5枠は「13~15位」、6枠は「16~18位」とある。これは4~6枠は同じ枠番に限り、番組編成員の裁量でレース間での入れ替えができるということ。
2014年の福岡オールスターから始まったルールで、すでに5年以上経つが、ファンの間で全く浸透していない。それはこれまで適用された実績がほとんどなかったから。しかし、今年3月の戸田クラシックでレース番号の入れ替えが行われた。
本来10R5号艇になるはずだった馬場貴也と12R5号艇の遠藤エミが入れ替わり、遠藤が10R、馬場が12Rを走った。遠藤は準優敗退してしまったが、馬場は平尾崇典の強烈伸びに乗じて絶品のまくり差しを入れ、見事に優出した。しかしこのことで、「遠藤がその位置にいたら」とか「馬場じゃなかったら白井英治が逃げていたはず。白井は得点トップだったから、優勝したのは吉川元浩じゃなく、白井だったんじゃないのか」など、ファンの間でも物議をかもした。
そして今回のグラチャンでも、準優の枠番が入れ替えられた。成績順で組まれた場合と、実際に行われたレースを下に並べてみた。
※選手名左が実際のレース、右が成績順
10R
①白井英治
②萩原秀人
③新田雄史
11R
①太田和美
②木下翔太
③中野次郎
12R
①柳沢一
②毒島誠
③坪井康晴
これを見ると大幅に組み替えられたことがわかるだろう。順位通りなのは10Rの吉川と12Rの池田だけ。売り上げや開催の盛り上げを考えた末のマッチメイクだと推測されるが、艇界最高峰のレースでここまで番組マンが手を加える必要があったのかと疑問を感じずにはいられない。みなさんはどう感じただろうか。