向い風と展示タイム

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28日、多摩川男女ダブル優勝戦の5日目準優10Rで4艇の集団Fがあった。4艇Fの場合、成立する舟券は単勝と2連単のみで、他の賭け式は全て返還になる。このレースの発売額は3485万1200円だったが、返還額は3482万5600円。差し引きで売上はわずか2万5600円となった。

多摩川は「日本一の静水面」も手伝ってか、全国的に見てフライングは多い場ではない。スタートが合わないという選手もいるが、風などで勘を大きく狂わされることは少ない。

しかし、この日は当地として珍しく向い風が5メートルも吹いていた。また、雨も降っており、6号艇の岸蔭亮が前付けするなど、フライングを起こす可能性はいつもよりは多少高かったと言えよう。

当地で向い風が5メートル以上吹くことはかなり稀である。頻度は約1.7%で、年間でも3、4日くらいではないだろうか。

さて、この向い風の時は舟券でどんなところに注意したら良いか。まずは単純にスタートが揃いにくくなる。特にスローは起こしのタイミングを逸しやすく、起こしが早すぎる、あるいは逆に遅すぎるという失敗が多くなる。ダッシュは助走が取れる分ある程度は調節が可能。そのため、やはりセオリー通りダッシュ艇の方が有利と言える。